ふくふくや第19回公演『~真実なんてクソくらえ!~ウソのホント』の脚本執筆に当たり、風俗の世界を渡り歩き、壮絶な人生を生きてきた「性と愛の救世主」ジュンコさん(風俗嬢専門カウンセラー)にインタビューを敢行した。

 

≪インタビュアー:ふくふくや座付き作家・竹田新(以下・『新』)、ふくふくや劇団員・塚原大助(以下・『大助』)≫

連載企画 第6回

「やはりジュンコさんの若い頃は(風俗嬢は)皆、技術を磨いて気概とプライドを持ってやってたんですか?」

ジュンコ

「そうじゃないと稼げない。お客さんは来るけど、やはり指名がないと稼げない。予約が入ってないと不安だし昔は今みたいにお店が営業をしたりしなかった。今の娘たちは(お店に)営業させられるから、そうすると自ずと“裏っ引き”(うらっぴき)って言って店外で会うことになりますよね。お店に半分持っていかれるなら、直接やりとりした方が稼げるし。でもそういうのが多くなって悪循環なことがたくさんあったりね。あとはチャットレディー。100万稼ぐ娘もいますよ」

「へ~。顔出しアリとか?」

ジュンコ

「もちろんマスクありのところもあります」

「私若い頃、テレクラのサクラのバイトをしてたことがあって(笑)」

ジュンコ

「流行った~」

「そこはテレホンセックスみたいな感じじゃなくて、とにかく話を引き延ばせって感じで1時間話せば1800円もらえて」

ジュンコ

「1時間話すって結構大変ですよね」

「大変。技術が必要で、エロ話には持っていかないようになるべく話を引っ張って。とにかく面白話で時間延ばして、で、私やり過ぎて西城秀樹のモノマネをしてすぐ切られるっていうことがあって(笑)」

ジュンコ

「(笑)」

「そっか、バブル時代の前とかまでは技術とかプライドを持って努力しないと、お客が来ないし食べていけないっていうことだったんですね。」

ジュンコ

「昔は闇があったから風俗嬢ってことを隠したいって人がたくさんいたんだけど、今の時代は隠す必要ないんじゃないかなって」

「ある意味結婚とかにも支障ない時代だもんね。彼や親が気にしなければ。未だに売られてくる娘っているの?」

ジュンコ

「います」

大助

「いるんだ」

ジュンコ

「男に騙されてとか、ガールズバーのスカウトが引っ張ってきたり、大人のおもちゃのモニター募集を謳って誘うんだけど、話に
乗っかってきた子には定員オーバーになったという理由で違う仕事(ガールズバーの仕事)を紹介する。で、ガールズバー
で働かせて、指名が付かないような状況(給料が発生しない状況)にして、そのストレスを発散させる為にと、ホストクラブ
を紹介して、みたいな」

大助

「繋がってるんだ、全部」

ジュンコ

「で最終的にこっちの世界に・・・」

「それでも、やっぱり若い人生経験のないお嬢さんじゃないと引っ張ってこれないもんね」

ジュンコ

「素人ばかり集めてますよってお店もあります。そうするとホントに地方から出て来た娘をタコ部屋みたいなところに囲っちゃって。財布や荷物は持っていると危ないからといって管理させられて」

「彼女たちは軟禁されていることに気が付かず」

ジュンコ

「はい」

「そこで女の子6人とかで共同生活させられて」

ジュンコ

「あと待機所とか」

「で、お店で働かせて」

ジュンコ

「最初の1カ月くらいは新人扱いでバンバンお客さんを付けてもらえるんだけどその後は実力なんでその時にちゃんと接客してないと、お客さんも戻ってこないし」

「今、ホストクラブも若い娘たちが行ってるのかな」

ジュンコ

「最近行ってないからわからないけど、疑似恋愛を求めているんじゃないかな。自分も(仕事で)疑似恋愛をしなくちゃ
いけないし。でも分かっててもそこにハマっちゃう娘もいて。ま、そこはテクニックなんでホストの方が頭が良かったり」

「だって底のないバケツに水を入れ続けるみたいなもんだもんね」

ジュンコ

「ざる、ですよね。全部流れていっちゃう」

「すごいな、そのループは。今日は色んな話を聞かせて頂いてありがとうございました」

大助

「いや~面白かっ・・・って言っていいのかな(笑)」

ジュンコ

「みんな面白いとか凄いとかって言ってくれるんだけど私としては別に・・・(笑)」

ジュンコさんの話し方が湿っぽくない。抜けきっちゃってるからね.貴重なお話しを聞かせて頂きありがとうございました」

※スタジオ入り後の稽古風景

風俗カウンセラー『性と愛の救世主』竹田淳子

プロフィール
♡1970年 北海道生まれ
♡店舗型ヘルスをはじめ様々な風俗経験を持つ
♡バツ3
♡違法薬物により4年間服役
♡出所後、水商売や風俗を経てアトラクティブクラブを設立。
性のスペシャリストとして「LOVEサポーター」と名乗りカウンセリングやコンサルティングを行っている。
♡一方で東久邇宮国際文化褒賞受賞の鳥海伯萃を師とし、日本占道協会認定鑑定師として四柱推命鑑定も行っている
♡息子1人 お嫁ちゃん1人 孫3人

ふくふくや第19回公演『~真実なんてクソくらえ!~ウソのホント』の脚本執筆に当たり、風俗の世界を渡り歩き、壮絶な人生を生きてきた「性と愛の救世主」ジュンコさん(風俗嬢専門カウンセラー)にインタビューを敢行した。

 

≪インタビュアー:ふくふくや座付き作家・竹田新(以下・『新』)、ふくふくや劇団員・塚原大助(以下・『大助』)≫

連載企画 第5回

「でもその頃は、良い悪いじゃなくてそういう引きつけちゃうエネルギーがあったんだろうね。それでどうしたの?」

ジュンコ

「みんな結局未遂ですよ。その時は心が暴力的だったからフライパン投げたりなんだかんだで追い出して」

「身を守らないといけないからね」

ジュンコ

「そしたら、上の階にオーナー家族が住んでるから、また下で暴れてるって通報され、警察の事情徴収で色々調べられて前科者だってことだけで私が悪者になって拘束されて。(警察に現場の惨状を)どう説明しても、どうせそういう人間だからって信用してもらえなくて」

「ただ前科がある人と前科のない人の、ただそれだけの違いでしょ」

大助

「そいつが襲おうとしてきたからこうなったってことを伝えても?」

ジュンコ

「不動産屋の社長と(刑務所から)出てきた女みたいな感じで社会的信用がないから。またその社長も私のことを『こいつは俺の愛人だ。この店も俺の店だ』って言いだして。お金出してるの私だったんだけど、契約書を交わしてなかったのよ」

「うわ~」

ジュンコ

「社長も当初『家賃なんか儲かってからでいいから』なんて言ってくれてたから『こんな優しいことをいってくれる人がいるんだ』て思っちゃって。(出てきたばかりだし)甘い言葉が分からなかった。私これまでいつも危機になった時にそういう救ってくれそうな人と出会っていて、いつも藁をもすがる思いでいるから、すぐ騙されちゃう」

「そういう奴って嗅覚あるからね。」

ジュンコ

「結局そのまま(私に)営業させないってことになって、この先どうしようって思ってた時にまた新たなお客さんが、川越でママを探してる店があるからって誘ってくれて。ただこの頃、子宮がんが再発して体調を崩していた時期で体調不良で休みがちになってたところ、たまたま休んだ日にブログを更新したことがきっかけで嘘をついてズル休みをしたんじゃないかと疑われ、突如解雇。」

「だってオーナーもガンのことは知っていたんでしょ?」

ジュンコ

「でも理解してくれなくて。それで再び違う店を紹介されたのが東日本大震災の前の年だったかな。ゲイバーの金庫番を紹介してもらいました。でもそこも上手くいかなくてすぐに辞めることになって、次に紹介されたのが病院の理事長の愛人がやってるクラブ(笑)しかもぼったくり(笑)その理事長がまた見た目も言動ももろヤクザみたいで。ママは一応その理事長の愛人なんだけど、いつも不在だから私がママとして店に出てたの。だけどその店はママも含めて若い子ばかりで、気分悪いからって勝手な理由でクビって言われて(苦笑)。でもいい加減そんなんじゃ、夜の仕事しかしてないけど、夜の仕事向いてないかもって思うようになっちゃって(笑)」

「なが~い間で気付いたね(笑)」

ジュンコ

「それで豆腐屋さんでバイトすることになって」

二人

「(爆笑)」

「それ『男はつらいよ』の寅さんのやり方(笑)」

ジュンコ

「そこでしばらく店長代理みたいなことを任されて(笑)」

大助

「色々出来ちゃうんだろうね」

「リーダーの気質なんだろうね。豆腐屋でも店長って(笑)」

大助

「大丈夫?その豆腐屋の社長、鍵開けて入ってきてないでしょうね?(笑)」

ジュンコ

「その時住んでたのが、例の理事が持っているマンションだったんだけど、ある日社長の300万入ったバッグが無くなる事件があって、いきなり警察が家に来て逮捕ってことになって。ちょうどその頃引っ越しで荷物の移動やらでバタバタしてたんだけど、警察曰く「私の部屋(下駄箱)からバッグが出てきた」と。当然ながらバッグから私の指紋は出てくるはずもないんだけど、下駄箱に私の指紋が付いたからそれで証拠は十分だってことで逮捕。結果そこから20日間拘束されて・・・」

「まじで?!それは前科があるからってことでしょ」

ジュンコ

「そうそう」

大助

「なんでそんなことに」

ジュンコ

「鍵を持っているのはママと私だけだから、完全にハメられた」

「で、拘束されてどうなったの?」

ジュンコ

「証拠不十分で釈放。そりゃ、社長のバックなんて見たこともないし。そんな状態だから豆腐屋もクビになって」

大助

「ん~」

ジュンコ

「やっぱり昼の仕事もダメなのかな~(苦笑)。水商売もダメだし、結局風俗に戻るしかないのかなと思い熟女デリをやることに。水商売の方も応援してくれるお客さんもいたから、2足の草鞋で働こうと。そんなにハードじゃなかったかな」

「じゃ、そこでやっと穏やかな時間がやっと流れ出し(笑)」

ジュンコ

「ただそうこうしているうちに、熟女バーが摘発されちゃって。それを機に店を辞めて、風俗嬢のカウンセリングをやりました」

「それで4年」

ジュンコ

「はい」

「ちなみに熟女バーって(年齢)上は幾つくらいまで?」

ジュンコ

「私がいたところは50くらいで、下は25くらいからでした」

「へぇ~25から熟女なんだ」

ジュンコ

「アラサーですからね」

「そういうことか。逆に60代とかって」

ジュンコ

「超熟・・・」

「超熟っていうんだ」

ジュンコ

「超熟さんになると、鶯谷とかで」

大助

「(ジュンコさん)ものすごい体力ですよね。エネルギーがすごいっていうか生命力がハンパない」

「ほんとにそういう苦労とかが全然出てないもんね」

大助

「ほんとに」

「肌つやつやだもんね。すっぴんでしょ?」

ジュンコ

「すっぴんです。シ○ブやってると肌がボロボロになるんだけどね、普通」

「(シ○ブが)体質に合ってたのかな」

ジュンコ

「あってたのかも(笑)」

「お酒とかは?」

ジュンコ

「今はやめてるけど、元々はね。シ○ブ辞めたし、タバコ辞めたし、次は酒辞めるって只今願掛け中(笑)」

「今息子は?」

ジュンコ

「配管工をしてます。もう親方になって長いんです」

「偉いね~偉いね~(涙)なんか私、壮大な大河ドラマを見終わった感じです」

大助

「ほんとそうだね~」

つづく

※スタジオ入り後の稽古風景

風俗カウンセラー『性と愛の救世主』竹田淳子

プロフィール
♡1970年 北海道生まれ
♡店舗型ヘルスをはじめ様々な風俗経験を持つ
♡バツ3
♡違法薬物により4年間服役
♡出所後、水商売や風俗を経てアトラクティブクラブを設立。
性のスペシャリストとして「LOVEサポーター」と名乗りカウンセリングやコンサルティングを行っている。
♡一方で東久邇宮国際文化褒賞受賞の鳥海伯萃を師とし、日本占道協会認定鑑定師として四柱推命鑑定も行っている
♡息子1人 お嫁ちゃん1人 孫3人

ふくふくや第19回公演『~真実なんてクソくらえ!~ウソのホント』の脚本執筆に当たり、風俗の世界を渡り歩き、壮絶な人生を生きてきた「性と愛の救世主」ジュンコさん(風俗嬢専門カウンセラー)にインタビューを敢行した。

 

≪インタビュアー:ふくふくや座付き作家・竹田新(以下・『新』)、ふくふくや劇団員・塚原大助(以下・『大助』)≫

連載企画 第4回

「(笑)」

ジュンコ

「その人もヤクザだったんで(笑)」

「(爆笑)」

ジュンコ

「もうね、そういう人しか寄ってこないんですよ。川崎とか鶴見とかだから仕方ないのかなぁって」

「これはちゃんと恋愛して?」

ジュンコ

「恋愛というより同情っていうか・・・よくわからない(笑)」

「ん?どうした??(笑)」

ジュンコ

「すでに奥さんと子供が居て、その人、ヤクザで焼き鳥屋やってたんですけど、奥さんの連れ子と自分の子供合わせて4人置いて私のところに来ちゃったんですよ。捨ててきたからって言われて。当時私は付き合っていた人が他にいたんですけど、その人に『別れてくれ』ってわざわざ頭下げにいって。で、なんか困ったな~、みたいな(笑)」

「え~。そんな感じ?流されてんなぁ~(笑)ジュンコさん、別の芯は強いんだろうけど、そういうのは流されちゃうんだね」

ジュンコ

「きっとね、シ○ブで正確な判断が出来なかったんじゃないかと、ずっと」

「そっか~」

ジュンコ

「なんか面倒くさくなっちゃうんですよね」

「そっかそっか~。うん、うん。それでそれで?」

ジュンコ

「結局その人と一緒になって。ただね、その人、中国人の悪い人たちと大きい事件起こしちゃって、強盗致傷で10年半服役してるんですよ。とんでもないですよ(笑)」

「強盗致傷(笑)」

ジュンコ

「八王子のタクシー会社を襲って、億かなんかのお金持って来ちゃって。うちの旦那が持ってた拳銃の銃身で警備員を殴っちゃって、その方が半身不随になってしまいまして。日本人はうちの旦那だけで他の実行犯は中国人で。私はその事件のことを何も知らなくて。急にベンツ乗って帰って来たり、やけに金持って帰ってくるな~って思ってて(笑)」

「うんうん」

ジュンコ

「そんな事件起こしてた中、結局逮捕されたのは別件で、その中国人窃盗団が盗んできた通帳とかでお金を不正に下すって犯罪で、女性の名義があると私が下しにいくっていう行為をしていて、その件で2人とも現行犯で逮捕されたんですけど、後になって旦那の強盗事件のことが出てきて、なんじゃそれって(笑)。他にもボロボロ余罪が出てきて、当時私は既に笠松刑務所に(覚せい剤使用と詐欺罪で)服役してたんですけど、証人出廷でわざわざ東京まで出てきたりして・・・」

「あれ。ちょっと待ってね。ジュンコさん、この時服役してたの?う~んと、これはシ○ブかな?」

ジュンコ

「1回目は2人でシ○ブで捕まって執行猶予。で留置所から出てきて、今度はばれない様にやろうって言ってやりつつ、その預金を不正に下した罪で刑務所へ。彼は余罪も沢山あったので10年半で私は4年、服役してました」

「4年入ったの?!子供はその間は施設に?」

ジュンコ

「2番目の本当のお父さん(元旦那)が見てくれていて。」

「出た!16歳年上の!ろくでもない男。大丈夫だった?」

ジュンコ

「まぁ自分の子供だからでしょうね、大丈夫でした(苦笑)。そのお蔭で施設に入れずに済んで。それが良かったのか悪かったのかはわからないけど、うちの息子は大丈夫でした。その後、私も出所したんだけど、(息子を)すぐには迎えに行けなかったんです。本人も落ち着くまで大丈夫って言ってたし。ただそこからどうやって生きて行こうかなって状態ですよね。出所後もちょこちょこ騙されたりとかしてて」

「出てからは(シ○ブを)止めてた?」

ジュンコ

「はい。もう出てからは一切」

「ちょこちょこって、どんな風に騙されてたの?」

ジュンコ

「出所した時に、支援してくれる男性(不動産業者※外では会ったことが無い)がいたんですよ。留置所の中で知り合った子が紹介してくれて、その人を身元引受人として面会登録をして。出所直後にその人の元を訪ねて行ったら、愛人宅に仮で住まわせてもらうことになったんです。あと、服役中に子宮がんの手術をしてたこともあったから、しばらく休んでていいからって言われて。ただ、危険だなってことも何度かあって・・・」

「危険って?」

ジュンコ

「愛人が居ない時に鍵を開けて入ってくるんですよ。で、何回か断っているうちに、シ○ブを持って来るようになって・・・一緒にやろうって。でも私は絶対嫌だったからそこから逃げ出して、行くところがなくてそこから一週間くらいホームレス状態でした。シャバボケで人が怖いし精神的にも体力的にもキツくて。ネットカフェでシャワー浴びて公園とかで寝るって生活を続けてたんです。で、ある日雑居ビルの下に座ってたら警備員に通報されて警察に連れていかれて、すぐに尿検査させられて、その時の扱いが本当に酷くて。前科があるからこんな扱いなんだな~って思いました。何も悪いことしてないのに1日留置されて(クスリを)やってもいないのに薬物検査させられて。結局当然反応なんか出るわけもなく、謝罪もなく釈放ですよ。そんなこともあったので、この先どうなっていくのかな(身元引受人もいないし)やっぱり水商売していくしかないのかなぁ~と・・・」

「うん」

ジュンコ

「それで、うちの旦那の兄弟分で唯一シ○ブを扱ってない人が一人だけいたんですよ。で、その人に連絡したら、知り合い(所沢の型枠大工社長)が持っている物件にスナックがあってその店のママを探しているからって、その社長を紹介してくれたんです。一階のスナックで働いて、2階に住まわせてもらってっていう。旦那も知っている人だし、安心だなって思ってたら、またその社長が鍵開けて入ってくるんですよ(苦笑)」

大助

「なんなんだよ(笑)」

「あ”~~」

ジュンコ

「それでその頃ちょうど、旦那が貸してたお金が戻ってきだしてて、それを使いなさいって言われてたから、そこを辞めて自分でお店出そうかなって思ってたところ、その時のお客さんで自分が持っているビル(鶴ヶ島)の下が空いてるから、そこに店出すことを薦めてくれて。上には自分も住んでるから安心だし、家賃も格安でやってくれるしって言ってくれて、結局600万円くらいかけて店を出したの。出店してしばらくは順調だったんだけど、またその社長がおかしくなっちゃって(苦笑)鍵開けて入ってきちゃったりしちゃうわけですよ」

大助

「なんでみんな鍵開けて入ってくんだろ」

ジュンコ

「みんな大家だから」

「狙われてるね~」

ジュンコ

「ほんとに怖いんですよ(苦笑)」

つづく

※スタジオ入り後の稽古風景

風俗カウンセラー『性と愛の救世主』竹田淳子

プロフィール
♡1970年 北海道生まれ
♡店舗型ヘルスをはじめ様々な風俗経験を持つ
♡バツ3
♡違法薬物により4年間服役
♡出所後、水商売や風俗を経てアトラクティブクラブを設立。
性のスペシャリストとして「LOVEサポーター」と名乗りカウンセリングやコンサルティングを行っている。
♡一方で東久邇宮国際文化褒賞受賞の鳥海伯萃を師とし、日本占道協会認定鑑定師として四柱推命鑑定も行っている
♡息子1人 お嫁ちゃん1人 孫3人

ふくふくや第19回公演『~真実なんてクソくらえ!~ウソのホント』の脚本執筆に当たり、風俗の世界を渡り歩き、壮絶な人生を生きてきた「性と愛の救世主」ジュンコさん(風俗嬢専門カウンセラー)にインタビューを敢行した。

 

≪インタビュアー:ふくふくや座付き作家・竹田新(以下・『新』)、ふくふくや劇団員・塚原大助(以下・『大助』)≫

連載企画 第3回

ジュンコ

「ホントは高級店は20歳からしか入店させないんだけど18歳だったんで、堀之内にその店があって、母親の名前を出して、〇〇の娘ですって言って入店させてもらって(笑)でも、きつかったんですよ、その店が」

「何がきつかったの?」

ジュンコ

「内容がやっぱりハードで」

「それは人数を取らされるってことではなく?」

ジュンコ

「いえ、プレイが。総額12万とかなんで」

大助

「なるほど。超高級ソープなんだ。それこそ全て奉仕して」

「そこでどのくらい働いていたの?」

ジュンコ

「10カ月くらい。ホントに肉体労働でした」

「でもお金は稼げたんでしょ?」

ジュンコ

「うん。稼げた」

「例えば12万のうち、竹田さんに入ってくるのは?」

ジュンコ

「7~8万かな」

「そこそこ入ってくるんだ」

「へぇ~。そんなハードなのを、例えば12万のうち手取りで8万入ってくるとしても一日に何人も相手できないでしょ?」

ジュンコ

「3本とかが普通」

「24万か」

ジュンコ

「多いと5本とか」

「うわ~。一回で2時間くらい?」

ジュンコ

「はい」

「変な話だけど、身体にはキツイ職業だよね」

ジュンコ

「でもいいお客さんになると、全コマ取ってくれて半分寝てていいよって言ってくれたり」

「へぇ~、ファンがいたんですね。それで、そこから次はどこに移ったの?」

ジュンコ

「その後は、もうランクを下げて。でもランクを下げるってすごい厳しいことなんですけどね。激安店、大衆店、高級店とランクがあって。激安店は大体実入り2万くらい。大衆店4~6万。高級店は8~12万円。」

「大体ソープはこの3段階で構成されてるの?」

ジュンコ

「そうです。ヘルスに関しては高級ヘルスって名前が付いているとほぼ本デリ。女の子も質もモデルさんみたいな感じだったり」

「で、身体もキツくてランクを下げて。それで、この間にクスリをやっていたと」

ジュンコ

「やってました」

「ばれなかった、ここは」

ジュンコ

「お客さんが持ってきてたからね」

「単価ってわからないけど、例えば一日一回やるとしたら、それをやっている人たちは一日いくらくらいかかるの?量にもよるのかな?」

ジュンコ

「私が最終的に仕入れて捌いてたんですけど、グラム800円で仕入れたものを4万円で売ってた」

「一般的に1グラムで何日くらいもつの?」

ジュンコ

「初めて使う人は、最初は耳かき程度なんで、それで20回分とか。でもそれも純度の問題なんで、この4万円になる中には混ぜ物も入っていて、その混ぜ物が安いもの、例えばカルキ抜きだったり、味の素混ぜたり、アンナカっていう馬を興奮させる薬を混ぜたりするんだけど、そういう混ぜ物が多く含まれていると効かないから1グラムといっても0.3グラムずつに3回に分けたり」

「純度100%なら20回分くらいですね。で話を戻しますが、大衆店に戻って・・・」

ジュンコ

「はい。大衆店に行きだした頃、2回目の結婚をしました。18歳ころです。」

「今度はどんな?」

ジュンコ

「うちの父親のポーカーゲーム仲間の経営者で韓国のママがいたんですけど、そのママの弟です。年は16違います。で、その韓国のママがジ○ブで逮捕されて、懲役あるからって経営してたお店(ゲーム屋)を弟(二番目の夫)と“一緒になって”やってくれって言われて(笑)。だから知り合って何カ月も経たないで結婚しちゃったんですよ」

「じゃ、それも愛じゃない(結婚)と」

ジュンコ

「愛じゃない」

「ほぉ~。え?なんでジュンコさん、うんて言っちゃったんですか?(笑)」

ジュンコ

「わっかんない(苦笑)嫌だったら別れればいいかってのもあるし、親がOKしないと勿論できないけど、親が『ほら、ママ困ってっから』って言うから『じゃ、はい』って(笑)。私、父親に怒られたことないんですよ。怒ると怖いこと分かってたから、怒らせちゃまずいし、お父さんが言う事に素直に従っていればいいやって思ってた。でもその男と結婚しちゃったはいいけど・・・こいつがとんでもないシ○ブ中で(苦笑)」

二人

「(爆笑)」

ジュンコ

「家の中で打ち上げ花火をやっちゃったり、ほんとヤバくて(笑)」

「何年くらい一緒だったの?」

ジュンコ

「22歳までだったから4年。起きたらここ(喉)に、日本刀が見えたこともあるんです。悪魔を出すって言って。ゴルフバッグの中に隠してあったみたいで家に日本刀があったことも知らなくて。。このまま一緒にいたら、いつかきっと殺されるなって思って。まぁそれでも(その人との間に)子供産んだんですけどね」

「そうなんだぁ…」

ジュンコ

「その後、子供産んだ後もおかしかったから。子供が産まれたその日もクスリでおかしくなって、姉さんが警察に突き出そうとしたんだけど、子供産まれたばかりなんでそれを止めて。ほんとはなんとか連れていかれれば良いと思ってたんだけど(笑)」

「でもよく別れられたね」

ジュンコ

「女作っていなくなったの」

「あ~よかったね~。向こうに執着が残っていたら絶対危なかったでしょ」

ジュンコ

「もうしょっちゅう家に女連れ込んでて。そこは私は文句を言わずにいたんで」

「へぇ~。ちょっと聞いていい?ジュンコさん今おいくつ?」

ジュンコ

「もうすぐ48になります」

「え?48?!肌つるつるだよね(笑)」

ジュンコ

「何にもストレスないんで(笑)」

「じゃあ息子さんももう・・・」

ジュンコ

「25です」

「もう普通に大人だ。で、そこから子連れでそこを出るわけでしょ?」

ジュンコ

「はい。一人になって。また風俗の仕事しなきゃいけないって思って。最初は水商売をやってたんですけど、それだけではやっていけなくて昼夜働くようになって。やっぱり体力的にキツイから、またシ○ブやるようになっちゃって・・・」

「体がキツイからか・・・」

ジュンコ

「睡眠時間2時間とかだったから。息子が小学校入った頃もまだそんな風に続けてて」

「子供はどこかに預けて?」

ジュンコ

「はい。保育所とか学童保育とか。息子が小学2年くらいの時に、仕事の効率を考えてデートクラブに登録してて、その時のお客さんに水揚げしてもらって、パブを出させてもらって、そこで3人目の旦那と出会いました」

「それはお客さんとして、そのパブに来た人?」

ジュンコ

「はい」

「今度は大丈夫だった?三回目で」

ジュンコ

「・・・」

「あれ??」

ジュンコ

「・・・」

つづく

※スタジオ入り後の稽古風景

風俗カウンセラー『性と愛の救世主』竹田淳子

プロフィール
♡1970年 北海道生まれ
♡店舗型ヘルスをはじめ様々な風俗経験を持つ
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♡出所後、水商売や風俗を経てアトラクティブクラブを設立。
性のスペシャリストとして「LOVEサポーター」と名乗りカウンセリングやコンサルティングを行っている。
♡一方で東久邇宮国際文化褒賞受賞の鳥海伯萃を師とし、日本占道協会認定鑑定師として四柱推命鑑定も行っている
♡息子1人 お嫁ちゃん1人 孫3人

ふくふくや第19回公演『~真実なんてクソくらえ!~ウソのホント』の脚本執筆に当たり、風俗の世界を渡り歩き、壮絶な人生を生きてきた「性と愛の救世主」ジュンコさん(風俗嬢専門カウンセラー)にインタビューを敢行した。

 

≪インタビュアー:ふくふくや座付き作家・竹田新(以下・『新』)、ふくふくや劇団員・塚原大助(以下・『大助』)≫

連載企画 第2回

「ジュンコさんのお話しを色々聞いてもいいですか?」

ジュンコ

「はい」

「未成年で何度か警察に捕まっていたんですか?」

ジュンコ

「そうですね。常習賭博とか(苦笑)」

「不良とかじゃなく本物だったんでしょ(笑)私なんかの頃は不良ってのがいて、例えばシンナー吸ってみたりしてそっから抜け切れず悪い人たちの仲間に入っちゃってズブズブにいっちゃう人だったり、ある一定の過程を終えると普通に戻るみたいな感じ、じゃないんでしょ。(ジュンコさんの場合は)もうお家がそうなんでしょ」

ジュンコ

「お家がそう(笑)」

「お母さんは何をしてたの?」

ジュンコ

「ストリッパーです」

「へ~。お父さんは、組長とか?」

ジュンコ

「そうですね。私を生んだ母はストリッパーで、父親はうちの母が2人目の奥さんで、バツ6なんですよ(笑)もう女をとっかえひっかえで。段々歳が若い子になっていって。どんだけエロおやじなんだよって(笑)」

「幾つで亡くなったの?」

ジュンコ

「51。糖尿で」

「早い。好き勝手色々やってね」

ジュンコ

「エロが周りにふんだんにあったってのもそうだったんだけど、私が最初に勤めたお店が川崎・南町の箱ヘルだったんだけど」

「箱ヘルって何?」

ジュンコ

「店舗型のヘルス」

「はいはいはい。それお幾つで?」

ジュンコ

「16。うちの父親の“彼女”(後の嫁)が勤めてて。私も知らない店に入店するのも怖いし、父の彼女が行ってるとこだからここでいいやって(笑)。しかもうちの父親が当時、ポーカーゲーム屋をやってて目と鼻の先に店があって(笑)」

「へ~。それは中学卒業してお金を稼ごうと思って行ったの?」

ジュンコ

「もう結婚してたんですけど」

「え?結婚してた?」

ジュンコ

「はい。16の時に結婚したんだけど当時の旦那が嫌で逃げて、行くところもお金も無くて。じゃあ、寮があってすぐお金が貰えるっていったら風俗か水商売かで。でも結婚相手がクラブのママの甥っ子だったから水商売だと共通のお客さんが居たらバレちゃうなと思って、だったら風俗ならバレないだろうと。でもソープ行くのはちょっと年齢的にまだ早いなっていうよく分からない基準もあり(笑)」

二人

「基準がね(笑)」

ジュンコ

「それでヘルスだったら本番もないし、大丈夫だろって(笑)で、16歳だったけどお店からお客さんには19歳って言ってね~って言われて」

「当時はそんなにうるさくなかったからね」

ジュンコ

「お店のマネージャーさんとも顔見知りだったんですよ。父の店も近いから(笑)あれ?竹田さんのとこの娘さんだよね?
お父さんには内緒で、って言いつつも(父の店)すぐそこ!みたいな(笑)でもある日、旦那にバレたわけですよ。」

「旦那さんのDVから逃げてたんでしょ」

ジュンコ

「そうそう。そもそも結婚したくなかったんですよ、そいつと」

「幾つくらい上だったの?」

ジュンコ

「9つ。なんかノリで結婚しちゃったから(苦笑)」

「若いしな~」

ジュンコ

「好きでもなかった。酔っぱらってる時にヤラレちゃって、うちの父親に頭を下げに行ったんですよ。そしたら父親が男が頭を下げたんならケジメつけさせろって。結婚なんかしたくないのに。(旦那が)すごい束縛するし。それで逃げたんすけど、当時、媒体が風俗雑誌しかなかったんですよ。で、そこに期待の新人って載っちゃって、結局旦那にばれちゃって」

大助

「そりゃばれるよね(笑)」

ジュンコ

「指名で~すって」

大助

「来たんだ、旦那が!」

ジュンコ

「私びっくりしちゃって。旦那が、何やってんだー!ってなって(笑)」

大助

「お前、期待の新人じゃねーだろっつって!(笑)」

「お前、俺の女房だろっつって!それでそれで?(笑)」

ジュンコ

「ヘルスだからバレるんだと思って(笑)で、ソープだったら流石に来ないだろと思い、顔出しさえしなきゃ大丈夫だろうってソープに行ったんです。でもそのソープの店長にえらい騙されちゃって」

「うん」

ジュンコ

「色恋営業ですよね」

「好きになっちゃったんだ」

ジュンコ

「う~ん。好きじゃないんだけど研修・講習っていうテイでやっちゃって、良いお客さん回してやるからって言うから、じゃちょっと信用するね、みたいになって。ある日、お客さんと店外で会っくれって言われて。おかしいな~と思ったんだけど、『特別なお客さんだから、そこは俺の顔を立ててくれよ~』って。で、外で会ったら撮影し始めて。いわゆるハメ撮りですよ。でも怒らせたら困るしとか思って・・・」

「それって16、7の頃?」

ジュンコ

「うん、17」

「そっか~。そうだよね。子供だもんね。そう思うよね。」

ジュンコ

「外には絶対流さないから。俺だけが楽しむものだからって撮られて・・・」

「ろくでもねぇ男だな、そいつ」

ジュンコ

「そしたら後日、別のお客さんが『出てたね~』ってパッケージを持ってきてくれたの。AVデビューしたんだね~って言われて、いやいやデビューしてねーしって(笑)。その後、店長に問い詰めたら『ちょっとカネ借りててさ~』って言われて」

「本気でそんなことやるヤツいるんだ!」

ジュンコ

「います、います!当時は一杯いたの、そんな人が」

「へぇ~」

ジュンコ

「その後も頼むよーとか言って結局3本くらい出ちゃって」

大助

「まじか~」

「そうなんだ~。3本も出たんだ~」

「それで?よくそっから(関係が)切れたね」

ジュンコ

「もうなんかね、皆にやってるってわかって、これは大衆店だからダメなんだと思って高級店に行こうと」

「向上心があるね。まじめ(笑)」

つづく

風俗カウンセラー『性と愛の救世主』竹田淳子

プロフィール
♡1970年 北海道生まれ
♡店舗型ヘルスをはじめ様々な風俗経験を持つ
♡バツ3
♡違法薬物により4年間服役
♡出所後、水商売や風俗を経てアトラクティブクラブを設立。
性のスペシャリストとして「LOVEサポーター」と名乗りカウンセリングやコンサルティングを行っている。
♡一方で東久邇宮国際文化褒賞受賞の鳥海伯萃を師とし、日本占道協会認定鑑定師として四柱推命鑑定も行っている
♡息子1人 お嫁ちゃん1人 孫3人

ふくふくや第19回公演『~真実なんてクソくらえ!~ウソのホント』の脚本執筆に当たり、風俗の世界を渡り歩き、壮絶な人生を生きてきた「性と愛の救世主」ジュンコさん(風俗嬢専門カウンセラー)にインタビューを敢行した。

 

≪インタビュアー:ふくふくや座付き作家・竹田新(以下・『新』)、ふくふくや劇団員・塚原大助(以下・『大助』)≫

連載企画 第1回

「例えば女装バーのママという設定で、私生活では奥さんも子供もいるんだけど単純にお金になるから女装バーのママをやっているような人が居たりとか、しますか?」

ジュンコ

「商業ゲイですね。別名ビジネスゲイ。居ますよ、実際に」

「じゃあ、例えばオッパブのナンバーワンの娘が貧乳だったり・・・」

ジュンコ

「います、います」

「私はこういう世界で働いている方々を描くに当たり、笑いだけの為にとか、いわゆる雑に扱いたくなくって、笑いも含むけどちゃんと中身を描きたいなっていつも思っていて、未だに書いたことがないんです。だけど、今回の脚本を書くにあたり、いろいろ勉強したくてジュンコさんに教えていただこうと思って来ました。よろしくお願いします」

ジュンコ

「こちらこそ、よろしくお願いします」

「他に特殊な職業って何かありますか、男性で」

ジュンコ

「例えば、ハプバーの店長とかオーナーとか」

「ハプニングバーですね。あれはいわゆるセックスだけでなく、例えば火で燃やしちゃったりとかもあるんですよね?」

ジュンコ

「いえ、例えば叩くとか火を付けるとか、浣腸するとか、全て合意の上なのですが、それはSMバーと言ってハプニングバーとは違いますね。ハプバーは『大人のコミュニケーションバー』っていうんですよ(笑)」

「へ~。私、まずハプニングバーって名前が衝撃的すぎて(笑)店に行ったら、急にドンって燃やされるんだって思ってた(笑)」

大助

「ハプニング、だからね(笑)」

ジュンコ

「捕まりますよ(笑)」

「じゃあ、例えば私が取材で行って『私は見てる人ですよ』っていう雰囲気を出しとけば・・・」

ジュンコ

「誘われても断ればOK。今日は見に来たんでって。見たいだけのお客さんもいるし」

「ふ~ん」

大助

「店内ってどういう感じの作りになっているんですか?」

ジュンコ

「大体二重ロックになっていて、監視カメラがあって。初めての人は身分証明を提示して会員登録をして。厳しい所だと、2つ提示しなくちゃいけないとことかもあって。店内は小部屋があったり、シャワーがあったり。料金は単独男性は高いんですよ。逆に女性は1000円だったり、無料だったり。見るだけ、飲むだけだったら時間制限も特になく、あとは色んなおもちゃを試せるとか、コスプレが出来るとか」

大助

「そこに男性が居て、そこに女性とか一般の人が入って来て、会話があってってことなんですか?」

ジュンコ

「まぁ、大体会員制なんで、皆さん顔見知りだったり、あとお店の人が会わせたりとか、こういう人が来てるよって連絡くれたりとか・・・」

二人

「はぁ~」

大助

「ジュンコさんを紹介してくれた人に聞いたんですけど、ジュンコさんク○ニ大会で優勝したって?」

ジュンコ

「はいはい。ク○ニ選手権とア○ル選手権とフ○ラ選手権と金蹴り選手権とかを主宰してる方がいて呼ばれるんですよ。(笑)」

「それ、1位ってどうやって決めるんですか?」

ジュンコ

「それは・・・トーナメントです(笑)」

二人

「(爆笑)」

大助

「それはお客さんもいるんですよね。見れるんですよね?見てみたいわ~。それって定期的にやっているんですか?」

ジュンコ

「そうです。特にク○ニ大会は人気で・・・」

「(爆笑)」

ジュンコ

「定期的にやって今、第七回までやってます。で、第5回が終わった時点でグランドチャンピオン大会があったんですけど(笑)」

大助

「うける~。歴代のチャンピオンが集まって(笑)」

ジュンコ

「そう。ク○ニ選手権は第5回の時に優勝者が居なかったんです。で、面白いことに第4回までは優勝者は全員女性なんですよ」

二人

「へ~」

「でも結局今こうやって話を聞くと、いわゆるちょっと前の時代の湿ったような、暗いとか、人に隠れてみたいなことではないでよね。ゲラゲラ笑いながらみいたいな」

ジュンコ

「そうです。明るく楽しいエロですよね」

大助

「なるほど~」

「私はそこを描きたいんですよ。私の作風は割と人情喜劇が多くて、笑いながら泣いたり、泣きながら笑ってしまったりっていうカラッと乾いた作品が多くて。事象はそうであるけれども、全部が大人たちの責任で、その中で誰も不幸だと思ってもないし、全部笑っていけるみたいなことを描きたくて」

ジュンコ

「最近、エロの部分がNGだったりすることが多いじゃないですか。正しいことを知ったから興味を持つんじゃなくて、興味を持つ前にちゃんと正しいことを教えるのが大人の役目じゃないかなと思ってはいるんですけどね」

「うんうんうん」

ジュンコ

「セクシャルマイノリティーの部分だったり、アブノーマルな性癖の部分だったりとかっていうのも、自分がいつ気付くか分からな
いから、気付いたときに自分は異常じゃないんだ、大丈夫なんだって思えるようにしないと。実際に、私が(性の悩み相談の)駆け込み寺電話相談員みたいなことをやってた時、(相談者の少年が)自分の精液が出たことが嫌で、その嫌悪感から自分の性器を切り落とそうとした中学1年生の男の子がいたんですよ」

「あ~まだ何も知らなくてね」

ジュンコ

「何が嫌か聞いたら、臭いし勝手に出てくると。そのことを誰にも言えないの?って聞いたら、家にはお父さんいないし、お母さんに言ったら気持ち悪いって言われるかもしれないから誰にも言えないって。でも、それはちゃんとお母さんに話さないといけないんだよって言ってあげて」

「その男の子、よく電話かけてきたね~。じゃなかったらホントに切ってたかもしれないもんね」

ジュンコ

「うん。でもちょっと切っちゃったみたいで。幸い痛くて途中で止めたみたいだったんだけど。でもそれって本来はちゃんと学校で
教えなくちゃいけないと思うんですよ」

つづく

風俗カウンセラー『性と愛の救世主』竹田淳子

プロフィール
♡1970年 北海道生まれ
♡店舗型ヘルスをはじめ様々な風俗経験を持つ
♡バツ3
♡違法薬物により4年間服役
♡出所後、水商売や風俗を経てアトラクティブクラブを設立。
性のスペシャリストとして「LOVEサポーター」と名乗りカウンセリングやコンサルティングを行っている。
♡一方で東久邇宮国際文化褒賞受賞の鳥海伯萃を師とし、日本占道協会認定鑑定師として四柱推命鑑定も行っている
♡息子1人 お嫁ちゃん1人 孫3人