ふくふくや第19回公演『~真実なんてクソくらえ!~ウソのホント』の脚本執筆に当たり、風俗の世界を渡り歩き、壮絶な人生を生きてきた「性と愛の救世主」ジュンコさん(風俗嬢専門カウンセラー)にインタビューを敢行した。

 

≪インタビュアー:ふくふくや座付き作家・竹田新(以下・『新』)、ふくふくや劇団員・塚原大助(以下・『大助』)≫

連載企画 第4回

「(笑)」

ジュンコ

「その人もヤクザだったんで(笑)」

「(爆笑)」

ジュンコ

「もうね、そういう人しか寄ってこないんですよ。川崎とか鶴見とかだから仕方ないのかなぁって」

「これはちゃんと恋愛して?」

ジュンコ

「恋愛というより同情っていうか・・・よくわからない(笑)」

「ん?どうした??(笑)」

ジュンコ

「すでに奥さんと子供が居て、その人、ヤクザで焼き鳥屋やってたんですけど、奥さんの連れ子と自分の子供合わせて4人置いて私のところに来ちゃったんですよ。捨ててきたからって言われて。当時私は付き合っていた人が他にいたんですけど、その人に『別れてくれ』ってわざわざ頭下げにいって。で、なんか困ったな~、みたいな(笑)」

「え~。そんな感じ?流されてんなぁ~(笑)ジュンコさん、別の芯は強いんだろうけど、そういうのは流されちゃうんだね」

ジュンコ

「きっとね、シ○ブで正確な判断が出来なかったんじゃないかと、ずっと」

「そっか~」

ジュンコ

「なんか面倒くさくなっちゃうんですよね」

「そっかそっか~。うん、うん。それでそれで?」

ジュンコ

「結局その人と一緒になって。ただね、その人、中国人の悪い人たちと大きい事件起こしちゃって、強盗致傷で10年半服役してるんですよ。とんでもないですよ(笑)」

「強盗致傷(笑)」

ジュンコ

「八王子のタクシー会社を襲って、億かなんかのお金持って来ちゃって。うちの旦那が持ってた拳銃の銃身で警備員を殴っちゃって、その方が半身不随になってしまいまして。日本人はうちの旦那だけで他の実行犯は中国人で。私はその事件のことを何も知らなくて。急にベンツ乗って帰って来たり、やけに金持って帰ってくるな~って思ってて(笑)」

「うんうん」

ジュンコ

「そんな事件起こしてた中、結局逮捕されたのは別件で、その中国人窃盗団が盗んできた通帳とかでお金を不正に下すって犯罪で、女性の名義があると私が下しにいくっていう行為をしていて、その件で2人とも現行犯で逮捕されたんですけど、後になって旦那の強盗事件のことが出てきて、なんじゃそれって(笑)。他にもボロボロ余罪が出てきて、当時私は既に笠松刑務所に(覚せい剤使用と詐欺罪で)服役してたんですけど、証人出廷でわざわざ東京まで出てきたりして・・・」

「あれ。ちょっと待ってね。ジュンコさん、この時服役してたの?う~んと、これはシ○ブかな?」

ジュンコ

「1回目は2人でシ○ブで捕まって執行猶予。で留置所から出てきて、今度はばれない様にやろうって言ってやりつつ、その預金を不正に下した罪で刑務所へ。彼は余罪も沢山あったので10年半で私は4年、服役してました」

「4年入ったの?!子供はその間は施設に?」

ジュンコ

「2番目の本当のお父さん(元旦那)が見てくれていて。」

「出た!16歳年上の!ろくでもない男。大丈夫だった?」

ジュンコ

「まぁ自分の子供だからでしょうね、大丈夫でした(苦笑)。そのお蔭で施設に入れずに済んで。それが良かったのか悪かったのかはわからないけど、うちの息子は大丈夫でした。その後、私も出所したんだけど、(息子を)すぐには迎えに行けなかったんです。本人も落ち着くまで大丈夫って言ってたし。ただそこからどうやって生きて行こうかなって状態ですよね。出所後もちょこちょこ騙されたりとかしてて」

「出てからは(シ○ブを)止めてた?」

ジュンコ

「はい。もう出てからは一切」

「ちょこちょこって、どんな風に騙されてたの?」

ジュンコ

「出所した時に、支援してくれる男性(不動産業者※外では会ったことが無い)がいたんですよ。留置所の中で知り合った子が紹介してくれて、その人を身元引受人として面会登録をして。出所直後にその人の元を訪ねて行ったら、愛人宅に仮で住まわせてもらうことになったんです。あと、服役中に子宮がんの手術をしてたこともあったから、しばらく休んでていいからって言われて。ただ、危険だなってことも何度かあって・・・」

「危険って?」

ジュンコ

「愛人が居ない時に鍵を開けて入ってくるんですよ。で、何回か断っているうちに、シ○ブを持って来るようになって・・・一緒にやろうって。でも私は絶対嫌だったからそこから逃げ出して、行くところがなくてそこから一週間くらいホームレス状態でした。シャバボケで人が怖いし精神的にも体力的にもキツくて。ネットカフェでシャワー浴びて公園とかで寝るって生活を続けてたんです。で、ある日雑居ビルの下に座ってたら警備員に通報されて警察に連れていかれて、すぐに尿検査させられて、その時の扱いが本当に酷くて。前科があるからこんな扱いなんだな~って思いました。何も悪いことしてないのに1日留置されて(クスリを)やってもいないのに薬物検査させられて。結局当然反応なんか出るわけもなく、謝罪もなく釈放ですよ。そんなこともあったので、この先どうなっていくのかな(身元引受人もいないし)やっぱり水商売していくしかないのかなぁ~と・・・」

「うん」

ジュンコ

「それで、うちの旦那の兄弟分で唯一シ○ブを扱ってない人が一人だけいたんですよ。で、その人に連絡したら、知り合い(所沢の型枠大工社長)が持っている物件にスナックがあってその店のママを探しているからって、その社長を紹介してくれたんです。一階のスナックで働いて、2階に住まわせてもらってっていう。旦那も知っている人だし、安心だなって思ってたら、またその社長が鍵開けて入ってくるんですよ(苦笑)」

大助

「なんなんだよ(笑)」

「あ”~~」

ジュンコ

「それでその頃ちょうど、旦那が貸してたお金が戻ってきだしてて、それを使いなさいって言われてたから、そこを辞めて自分でお店出そうかなって思ってたところ、その時のお客さんで自分が持っているビル(鶴ヶ島)の下が空いてるから、そこに店出すことを薦めてくれて。上には自分も住んでるから安心だし、家賃も格安でやってくれるしって言ってくれて、結局600万円くらいかけて店を出したの。出店してしばらくは順調だったんだけど、またその社長がおかしくなっちゃって(苦笑)鍵開けて入ってきちゃったりしちゃうわけですよ」

大助

「なんでみんな鍵開けて入ってくんだろ」

ジュンコ

「みんな大家だから」

「狙われてるね~」

ジュンコ

「ほんとに怖いんですよ(苦笑)」

つづく

※スタジオ入り後の稽古風景

風俗カウンセラー『性と愛の救世主』竹田淳子

プロフィール
♡1970年 北海道生まれ
♡店舗型ヘルスをはじめ様々な風俗経験を持つ
♡バツ3
♡違法薬物により4年間服役
♡出所後、水商売や風俗を経てアトラクティブクラブを設立。
性のスペシャリストとして「LOVEサポーター」と名乗りカウンセリングやコンサルティングを行っている。
♡一方で東久邇宮国際文化褒賞受賞の鳥海伯萃を師とし、日本占道協会認定鑑定師として四柱推命鑑定も行っている
♡息子1人 お嫁ちゃん1人 孫3人