ふくふくや第19回公演『~真実なんてクソくらえ!~ウソのホント』の脚本執筆に当たり、風俗の世界を渡り歩き、壮絶な人生を生きてきた「性と愛の救世主」ジュンコさん(風俗嬢専門カウンセラー)にインタビューを敢行した。

 

≪インタビュアー:ふくふくや座付き作家・竹田新(以下・『新』)、ふくふくや劇団員・塚原大助(以下・『大助』)≫

連載企画 第1回

「例えば女装バーのママという設定で、私生活では奥さんも子供もいるんだけど単純にお金になるから女装バーのママをやっているような人が居たりとか、しますか?」

ジュンコ

「商業ゲイですね。別名ビジネスゲイ。居ますよ、実際に」

「じゃあ、例えばオッパブのナンバーワンの娘が貧乳だったり・・・」

ジュンコ

「います、います」

「私はこういう世界で働いている方々を描くに当たり、笑いだけの為にとか、いわゆる雑に扱いたくなくって、笑いも含むけどちゃんと中身を描きたいなっていつも思っていて、未だに書いたことがないんです。だけど、今回の脚本を書くにあたり、いろいろ勉強したくてジュンコさんに教えていただこうと思って来ました。よろしくお願いします」

ジュンコ

「こちらこそ、よろしくお願いします」

「他に特殊な職業って何かありますか、男性で」

ジュンコ

「例えば、ハプバーの店長とかオーナーとか」

「ハプニングバーですね。あれはいわゆるセックスだけでなく、例えば火で燃やしちゃったりとかもあるんですよね?」

ジュンコ

「いえ、例えば叩くとか火を付けるとか、浣腸するとか、全て合意の上なのですが、それはSMバーと言ってハプニングバーとは違いますね。ハプバーは『大人のコミュニケーションバー』っていうんですよ(笑)」

「へ~。私、まずハプニングバーって名前が衝撃的すぎて(笑)店に行ったら、急にドンって燃やされるんだって思ってた(笑)」

大助

「ハプニング、だからね(笑)」

ジュンコ

「捕まりますよ(笑)」

「じゃあ、例えば私が取材で行って『私は見てる人ですよ』っていう雰囲気を出しとけば・・・」

ジュンコ

「誘われても断ればOK。今日は見に来たんでって。見たいだけのお客さんもいるし」

「ふ~ん」

大助

「店内ってどういう感じの作りになっているんですか?」

ジュンコ

「大体二重ロックになっていて、監視カメラがあって。初めての人は身分証明を提示して会員登録をして。厳しい所だと、2つ提示しなくちゃいけないとことかもあって。店内は小部屋があったり、シャワーがあったり。料金は単独男性は高いんですよ。逆に女性は1000円だったり、無料だったり。見るだけ、飲むだけだったら時間制限も特になく、あとは色んなおもちゃを試せるとか、コスプレが出来るとか」

大助

「そこに男性が居て、そこに女性とか一般の人が入って来て、会話があってってことなんですか?」

ジュンコ

「まぁ、大体会員制なんで、皆さん顔見知りだったり、あとお店の人が会わせたりとか、こういう人が来てるよって連絡くれたりとか・・・」

二人

「はぁ~」

大助

「ジュンコさんを紹介してくれた人に聞いたんですけど、ジュンコさんク○ニ大会で優勝したって?」

ジュンコ

「はいはい。ク○ニ選手権とア○ル選手権とフ○ラ選手権と金蹴り選手権とかを主宰してる方がいて呼ばれるんですよ。(笑)」

「それ、1位ってどうやって決めるんですか?」

ジュンコ

「それは・・・トーナメントです(笑)」

二人

「(爆笑)」

大助

「それはお客さんもいるんですよね。見れるんですよね?見てみたいわ~。それって定期的にやっているんですか?」

ジュンコ

「そうです。特にク○ニ大会は人気で・・・」

「(爆笑)」

ジュンコ

「定期的にやって今、第七回までやってます。で、第5回が終わった時点でグランドチャンピオン大会があったんですけど(笑)」

大助

「うける~。歴代のチャンピオンが集まって(笑)」

ジュンコ

「そう。ク○ニ選手権は第5回の時に優勝者が居なかったんです。で、面白いことに第4回までは優勝者は全員女性なんですよ」

二人

「へ~」

「でも結局今こうやって話を聞くと、いわゆるちょっと前の時代の湿ったような、暗いとか、人に隠れてみたいなことではないでよね。ゲラゲラ笑いながらみいたいな」

ジュンコ

「そうです。明るく楽しいエロですよね」

大助

「なるほど~」

「私はそこを描きたいんですよ。私の作風は割と人情喜劇が多くて、笑いながら泣いたり、泣きながら笑ってしまったりっていうカラッと乾いた作品が多くて。事象はそうであるけれども、全部が大人たちの責任で、その中で誰も不幸だと思ってもないし、全部笑っていけるみたいなことを描きたくて」

ジュンコ

「最近、エロの部分がNGだったりすることが多いじゃないですか。正しいことを知ったから興味を持つんじゃなくて、興味を持つ前にちゃんと正しいことを教えるのが大人の役目じゃないかなと思ってはいるんですけどね」

「うんうんうん」

ジュンコ

「セクシャルマイノリティーの部分だったり、アブノーマルな性癖の部分だったりとかっていうのも、自分がいつ気付くか分からな
いから、気付いたときに自分は異常じゃないんだ、大丈夫なんだって思えるようにしないと。実際に、私が(性の悩み相談の)駆け込み寺電話相談員みたいなことをやってた時、(相談者の少年が)自分の精液が出たことが嫌で、その嫌悪感から自分の性器を切り落とそうとした中学1年生の男の子がいたんですよ」

「あ~まだ何も知らなくてね」

ジュンコ

「何が嫌か聞いたら、臭いし勝手に出てくると。そのことを誰にも言えないの?って聞いたら、家にはお父さんいないし、お母さんに言ったら気持ち悪いって言われるかもしれないから誰にも言えないって。でも、それはちゃんとお母さんに話さないといけないんだよって言ってあげて」

「その男の子、よく電話かけてきたね~。じゃなかったらホントに切ってたかもしれないもんね」

ジュンコ

「うん。でもちょっと切っちゃったみたいで。幸い痛くて途中で止めたみたいだったんだけど。でもそれって本来はちゃんと学校で
教えなくちゃいけないと思うんですよ」

つづく

風俗カウンセラー『性と愛の救世主』竹田淳子

プロフィール
♡1970年 北海道生まれ
♡店舗型ヘルスをはじめ様々な風俗経験を持つ
♡バツ3
♡違法薬物により4年間服役
♡出所後、水商売や風俗を経てアトラクティブクラブを設立。
性のスペシャリストとして「LOVEサポーター」と名乗りカウンセリングやコンサルティングを行っている。
♡一方で東久邇宮国際文化褒賞受賞の鳥海伯萃を師とし、日本占道協会認定鑑定師として四柱推命鑑定も行っている
♡息子1人 お嫁ちゃん1人 孫3人